2007年01月28日

苺のショートケーキ ルージュ(フレンチパウンドハウス)

ショートケーキの「ショート」=ショートニング(油脂)のこと。

料理用語では「もろい」とか「さくさく」を意味するようです。

ショートニングを使ったお菓子といえば、ビスケットやクッキー。

その名もずばり「ショートブレッド」というのがありますよね。

材料はショートニングでなく、バターをたっぷり使ってますが。


諸説ありますが、ショートブレッドにクリームを合わせたものが

本来のショートケーキの原型のようです。イギリス生まれですね。

スコンにクロテッド・クリームをつけて食べる国のことですので、

お茶うけにショートブレッド&クリームというのも、わかる気が。

それがアメリカ大陸に渡ってスポンジケーキ&クリームに変化し、

明治時代の日本に伝わったらしい、という説が一般的です。


ところで。

ショートケーキ、味のバランスは決して良くはないですよね。

某マンガにもそのことが書いてありました。

ひとことで言うと、食べ飽きてしまうのです。

子供の頃、食事の後でショートケーキを残した経験、ないですか?


とはいえ、やはりショートケーキは日本人の心。記憶の味なのです。

…平成生まれの子たちにとっては違うのかもしれませんね。


と、長すぎる前置きはこのへんにして。

フレンチパウンドハウスのショートケーキ、おいしいです。

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「苺のショートケーキ ルージュ」(¥578)

1カットの量が少なめなので、食べ飽きません。

生クリームの層が2つも。層にはスライスしたイチゴがたくさん。

地層でアンモナイトを見つけたような嬉しさ?

イチゴの果汁とリキュールで生クリームにイチゴの風味をつけて、

スポンジにもイチゴのリキュールとキルシュをしみこませてます。

ケーキ全体をイチゴ色に染めてるんですね。

軽めの生クリームとしっとりやわらかなスポンジを、ひとくち。

すぐに口の中で溶けて、気がついたら飲みこんでます。

ショートケーキのバランスの悪さを克服した成功例ですね。

石塚ふうに言えば、「ケーキは飲み物ですから!」


◆お店データ
【フレンチパウンドハウス大和郷店】
東京都豊島区巣鴨1-4-4
TEL:03-3944-2108
営業:10時〜20時(年中無休)
http://www.frenchpoundhouse.com/
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2007年01月26日

スウリー(ルコント)

パリでエクレアを食べたとき、その甘さにびっくり。

目がさめるような甘さでした。

とはいえベタ甘ではなく、とびきりフレッシュ。

カスタードクリームのイメージが変わりました。

そんなフランス菓子を本国そのままに提供している「ルコント」。

アンドレ・ルコント氏が1968年に日本で創業した老舗です。

中でも早めに品切れになる人気商品が「スウリー」(¥368)。

mouse.JPG

ねずみの形のシュークリームです。

耳の部分はアーモンドのスライス。

シューはほんのり塩味がして、さっくり&しっかりの食感。

カスタードクリームは日本人向けに妥協することのない甘さ。

クリームというより、ゼリーのように「ぷるぷる」な感じです。

鮮やかなイエローの中にはバニラビーンズの黒い点々が。

さらに、甘いフォンダンがかけられてます。

いまの主流のケーキに比べると、かなり甘いお菓子ですね。


そういえば、昔のカスタード=クリームパンの中身、でしたね。

子供の頃はカスタードクリームの味が好きではありませんでした。

いまの日本のカスタードは、格段においしく進歩したと思います。

でも、たまには本場仕込みの味も悪くないですよ。


◆お店情報
【ルコント A.Lecomte】
<青山本店>
東京都港区南青山1-1-1新青山ビル西館B1F
TEL:03-3475-1770 FAX:03-3479-4509
http://www.gnavi.co.jp/lecomte/
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2007年01月21日

サンフォアキン(ミュゼ・ドゥ・ショコラ・テオブロマ)

「テオブロマのケーキは、私にはちょっと甘すぎ」

そう発言して、テオブロマを敬遠していたはずの同級生。

が、あっさり鞍替えしてファンになってました。

このチョコレートケーキを食べてからだよね?

theobroma.JPG

「サンフォアキン」(¥472)

持ち帰って箱を開けると、チョコレートの香りが漂ってきます。

ガナッシュとチョコレートスポンジを交互に重ねてあって、
さらにビターチョコを上掛けしてあります。

ミッシェル・ショーダンの「ガトーエスメラルダ」を連想しますね。

ショコラティエの土屋さんはメゾン・デュ・ショコラで修業した方。

当然、師匠のミッシェル・ショーダンを意識していることでしょう。

もちろん、味は「ガトーエスメラルダ」にひけをとりません。

苦味のバランスがよく、口溶けがよく、後味もよいです。

…でも富ヶ谷の本店まで行くの、けっこう大変なんですよ〜

そんなわけで、池袋店か広尾店で買うことが多いです。

生チョコもトリュフもボンボンショコラもおいしいですよね。

パッケージもシックな感じ。

男ひとりでも、買うときに恥ずかしくないのがうれしいです。

キルフェボンで男ひとりだと、かなり恥ずかしいですからね…


ところで、こんな噂を耳にしたことがあるのです。

「アメリカ人はチョコレートケーキに練乳をかけて食べる」

…本当ですか?

◆お店情報
【ミュゼ ドゥ ショコラ テオブロマ Musee du chocolat Theobroma】
東京都渋谷区富ケ谷1-14-9 グリーンコアL渋谷1F
TEL:03-5790-2181 FAX:03-5790-2182
営業時間:9:30 AM 〜 8:00 PM(年中無休)
http://www.theobroma.co.jp/
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2007年01月19日

ダミーの財布

海外旅行ビギナーの頃は、よくダミーの財布を用意しました。

いわゆるスリ対策ですね。

100円ショップで財布を買って、詰めものをして。

単なるダミーだと面白くないので、ちょっと細工をしてました。

泥棒さんあてにメッセージカードを書いて財布に入れたのです。

ドイツでは「残念!」
Schade!

チェコでは「返してよ!」
Vratte mi to!

イタリアでは「このたびはご愁傷様でした」
Sono molto addolorato.

フランスでは「お忙しいところ、失礼しました」
Je m'excuse de vous avoir derange.

…若くてヒマだと、ロクなことしないものです。


そのダミーの財布を盗まれたことが2回あります。

2回ともポーランドの夜行列車に乗ってた時のことです。

ポーランドの夜行列車って、各駅停車の鈍行なんですよ。

個室にはカーテンがなくて、そのうえカギがかからない。

外から丸見えだから、寝てる乗客を狙う泥棒さんの思うツボ。

途中駅で乗って、ひと仕事して、すぐ降りればいいんです。

ズルいなあ。

そんなわけで、寝てる間にダミーの財布を持っていかれました。

それが2回目の話。


1回目の時は、泥棒さんというより、強盗でした。

個室で本を読んでたら、突然電気が消えたのです。

あれ?と思ったら、ナイフを手にした2人組の男が侵入。

訳がわからないうちにポケットからダミーの財布を抜かれました。

それでようやく、強盗とわかりました。

強盗がジャン・レノとかH.カイテルみたいな外見だったとしたら。

そりゃあ、降参しますよね。

でも、その2人組は10代の、見た目ふつうの男の子だったのです。

これは、やられっぱなしってわけにはいかないな。

気づいたら取っ組み合いになってました。

そして逃げられました。

残念。

あれ?でも待てよ?

盗まれたのはダミーの財布でしょ?

何のためにダミーを用意したのだ?

…若い時って、バカっぽいことしますよね。

すぐ反省しました。

それ以来、危険な目にはあってません。(たぶん)

そんなポーランドですが、決して嫌いではありません。
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2007年01月15日

大根役者

パリのプティ・パレ前のベンチでひとやすみ中。

BMWに乗ったイタリア人が声をかけてきました。

「道を教えてくれないか?グラン・パレはどこ?」

グラン・パレはプティ・パレのお向かい。

ベンチに座ってる外国人に聞くまでもないことです。

…これは観光客相手のサギに違いない。

でも、人通りがあるから、危険なことにはならない感じ。

ちょっとだけサギにつきあってみることにしました。

彼は名乗らなかったので、仮に「マリオ」ってことにします。

マリオはヴァレンチノの服飾デザイナーという設定。

プロモーションが終わり、これからローマに帰るところ。

ついては、不要になった服をプレゼントしてくれるという。

服は2着あって、9000フラン(≒180000円)相当のものである。

その代わり、ガソリン代1200フランをおごってくれないか。

そんな話でした。

…見ず知らずの人から服をもらって、24000円も払う気あります?


この路上サギの手口は、古典的な部類に入るようです。

日本でもそっくり同じサギを目撃したことがあります。
(やはりクルマはBMWでした)

角田光代さんのエッセイにも登場します。


さてと。どんな対応をしようかな。

まずは優柔不断を装うことにしてみました。

装わなくても優柔不断ですが。

「ん〜、どうしようかな」と考えるふりをする小芝居を数分。

そしたら案の定、じれてきたようです。

次に、お金を持っていないふりをしてみました。

「キャッシュは持ってない、ホテルにある…」

マリオは少々あせって尋ねてきました。

「トラベラーズ・チェックは持ってないのか?」

それを口にしたら負けじゃない?

マリオは途中から、明らかに大根役者になってました。

詐欺師はガツガツしたところを見せたらダメでしょ。

イジワルもこのへんが潮時かな。

「リッチな日本人はオペラ通りにいるよ!グッドラック」

そう言って手を振ってみました。

そしたらマリオは渋い顔をして、黙って走り去っていきました。

ちょっと面白かった。

しかし。

因果応報。

調子に乗ってこういうことしてると、そのうち痛い目にあうのです…
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2007年01月09日

トカイでトカイを飲む

トカイといっても田舎町です。ハンガリーの。

トカイ(TOKAJ)は世界三大貴腐ワイン「トカイ・アスー」の産地。

ここでは、いろんなタイプのトカイワインの飲み比べができます。

私営の酒蔵なら、試飲はタダのところもあると思います。

とりあえず、公営の酒蔵、ラコーツィ・ピンツェに行ってみました。

ワインテイスティングのお値段は1680フォリント。

2000年当時、1フォリント≒0.5円くらいだったかな?

地元のお姉さんが地下のワイン倉を案内してくれます。

地下は湿気があって、ひんやり。

途中で壁に触れたら、ヌルっときました。

泥かと思ったら、カビだそうです。ひえぇ〜…

お姉さん、先に「壁にさわるな」って言ってください。

ティッシュ持っててよかったあ。

ワイン倉を見学した後で、地下の広間に通されました。

そこに、6種類のトカイワインが用意してありました。

わーい。

お待ちかねの飲み比べです。

おつまみはポン・デ・ケージョみたいなチーズ風味のパン。

1杯目。「Tokaji Furmint1997」。ボトル810Ft.(フォリント)。
すっきり味のワインです。

2杯目。「Tokaji Sarga muskotaiy1999」。ボトル1350Ft.。
一般的なグラスワインとして人気があるそうです。

3杯目。「Tokaji Harsieveiu1996」。ボトル1150Ft.。
これはほんのり甘みがあります。

ここでお姉さんからひとこと。

「あなた、飲むの早すぎ。もっとゆっくり味わって。」

はい。わかりました。ノドがかわいてたので、つい。

4杯目。「Tokaji Szaraz Szamorodni1993」。ボトル1350Ft.。
あ、これはドライシェリーみたいな味がする。面白い。

5杯目。「Tokaji Forditas1993」。ボトル1700Ft.。
さっきのシェリーに甘みが加わって、ブランデーみたい。

6杯目。「Tokaji 5p.Aszu1994」。ボトル3900Ft.。
これが最後の1杯です。
トカイ・アスー・5プットニョシュ。
プットニョシュは25kgのこと。
136リットルの原酒に25kgの貴腐ブドウ×5樽を加えたものです。

極甘口とか言われますが、甘ったるくはありません。
甘酸っぱくて、芳香があって、奥の深い味。
アンズのような。ハチミツのような。
これはおいしい。

最後にお姉さんから「感想は?」と聞かれました。

あたりさわりのない返事をしたような気がします。

でも、心の声はこう言ってました。

「やっぱり梅酒がいちばんだな〜」

ハンガリーまで行ってそんなオチかいっ!
posted by kan at 22:59| 東京 ????| Comment(0) | 旅の記憶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月08日

彫刻家の娘

トーベ・ヤンソンが自身の少女時代を描いた自伝的作品。

作者が「ちびのミィ」そのものに見えてきます。

スナフキンの雰囲気を持った、かしこい少年も登場します。

そこかしこに、ムーミン童話の原型となるエピソードを発見できます。

ムーミンシリーズの次に読むとしたら、この作品でしょう。

「少女ソフィアの夏」という作品も、同様にオススメです。




◆作品データ
「彫刻家の娘」
トーベ・ヤンソン[作]/冨原真弓[訳]

講談社 1991年11月 1,470円
講談社文庫(香山彬子訳) 1975年 273円(絶版)
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2007年01月07日

ムーミン谷の仲間たち

ムーミン童話シリーズ中、唯一の短編集です。

テーマも比較的わかりやすいと思います。

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第4章に「世界でいちばん最後のりゅう」という話があります。

ムーミンが小さな竜をみつけ、ペットのように接します。

でも、竜はムーミンの一方的な愛情に応えることなく、
代わりにスナフキンに好意を持ち、まとわりつきます。

それを見てムーミンはやきもちを焼き、そして落胆します。

そこでスナフキンはムーミンの悲しみをやわらげるため、
居眠りしている竜を遠くに放すように取り計らうのです。

この話では、ふたつの嫉妬心が描かれていると思います。

・動物に好かれる人に対する嫉妬。
・動物そのものに対する嫉妬と落胆。

そしてもうひとつ考えられるのが、これです。

・自分に向けられるはずの愛情が横取りされることへの嫉妬。

作者の父親は動物好きで、動物からも慕われていたようです。

動物に好かれるパパ。
パパみたいには動物に好かれないのがくやしい。
くやしいけど、うらやましい。

そんな風に感じたことが、この話につながっているのでしょう。

この話はスナフキンが思いやりを示すことで終わっていますが、
動物とのつきあい方を考えるヒントも隠されていると思います。

それは…読んで考えてみてください。


◆作品データ
「ムーミン谷の仲間たち」
トーベ・ヤンソン[著]/山室静[訳]

講談社文庫 1979年5月 470円
講談社青い鳥文庫21-6 1983年5月 651円
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2007年01月06日

ムーミンパパの「手帖」

大学4年生のとき。思い切って言ってみました。

「ムーミンにしてもよいですか?」

卒論のテーマの話です。

独文学科でフィンランド文学をやりたいなどと言う輩は皆無です。

ところが。

「どうしてもやりたいなら、いいですよ」

教授が、そうおっしゃってくださったのです。

そうと決まれば、まずは文献探しです。

集めた本の中に、秀逸なムーミン論がありました。

東宏治氏による「ムーミンパパの『手帖』」。

特に、スナフキンについて書かれた3つの章を繰り返し読みました。

なぜスナフキンに惹かれるのか、わかるような気がします。

また、ムーミン童話以外の作品にも興味が湧きました。

鳥影社刊のものは絶版のようですが、青土社から復刊されました。

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ところで、卒論はどうなったのか。

こんな題名のものを書きました。

『現代に生きるクリムト』

ムーミンはどこにいった!だいいち文学じゃなくて美術やんっ!


◆作品データ
「ムーミンパパの『手帖』トーベ・ヤンソンとムーミンの世界」
東宏治[著]
青土社 2006年12月 1,995円
鳥影社 1991年12月 1,890円(絶版)
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2007年01月05日

サンタクロースと小人たち

「たくさんのプレゼントを準備する場面があるの」

ヒントはそれだけ。

小さいときに好きだったサンタクロース絵本。

でも、題名を忘れちゃったので、探せないまま。

そんな話を聞いたので、その絵本を探してみることにしました。


比較的新しい絵本は除外できます。

昔からあるサンタ絵本といえば「さむがりやのサンタ」。
でも、プレゼントを準備する場面は…

だとすると、アレかな。

表参道の「クレヨンハウス」へ。

時は4月。季節はずれでしたが、棚に1冊ありました。

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マウリ=クンナスの「サンタクロースと小人たち」。

小人たちが総出でプレゼントを包む場面が描かれています。

翻訳者は「フィンランド語は猫の言葉」の稲垣美晴さん。


念のため、スタッフの方にも一応確認。

「プレゼントを準備するサンタの絵本って、ほかにもあります?」


そして後日。

結果は「当たり」でした。

無事に本を探し出し、気分は充実。

本屋の本懐?(そのときは書店員ではありませんでしたが)

人に喜んでもらうとうれしい。

そういう性質を、別の言い方で「M」って呼ぶ?

自分では認めたくないのですが…

って、確か途中までは「いい話」じゃなかった?

◆作品データ
「サンタクロースと小人たち」
マウリ=クンナス[作]/稲垣美晴[訳]
偕成社 1982年 1,890円
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2007年01月04日

フィンランド語は猫の言葉

フィンランドでは、人に会うと「ヘイ」と言い、
別れるときは「ヘイヘイ」と言う。
老若男女を問わず、略式の挨拶はこれだ。
私ははじめ、年配の紳士が「ヘイヘイ」と言って帰って行くのを見て、
「何だ、あれは?」と開いた口がふさがらなかった。
(「音声学」の章より引用)

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「フィンランド語は猫の言葉」は1970年代後半のフィンランド体験記。

なにしろ著者の稲垣さんの観察眼と行動力には敬服します。

当時はeメールもなければ携帯電話もありません。

情報にあふれた今と違って、何かと大変だったことでしょう。

でも、留学生活の本質って昔も今も同じなんだな〜、とも思います。

日本人ならではの、身につまされるエピソードも収録されています。


外国での生活は、まずはじめに言葉ありき。

フィンランド語には15の「格」があるといいます。

「格」って何のことか、わかりますか?

大雑把にいえば、I(私は),My(私の),Me(私に)の違いが「格」です。

オソロシイのは、格に伴って名詞や形容詞が変化すること。

格が4つのドイツ語でも大変なのに、15とは…


この本を、ドイツで働いていた友人に贈ったことがあります。

「先日は面白い本をどうも。何度か大笑いしてしまいました。
 それにしても70年代の留学生活って大変だったんですね。でも、
 ドイツより寒いところがあると確認できて気分的に楽になりました」

そんな感想が返ってきました。(だいたい合ってますか?)


フィンランドを知りたい方に。

外国語を勉強したことのある方に。

留学経験者、あるいは留学を考えている方に。

言語学の入門書として。

オススメの本です。面白く読めますよ。


◆作品データ
「フィンランド語は猫の言葉」
稲垣美晴[著]
講談社文庫 1995年2月 550円(絶版)
文化出版局 1981年11月 945円(絶版)
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2007年01月01日

あけましておめでとうございます

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お店の皆さま。
前の会社の皆さま。
前の前の会社の皆さま。
横浜事務所の皆さま。
専門学校の皆さま。
異国で知り合った皆さま。
音楽関係の皆さま。
OWOの皆さま。
大学の皆さま。
小中高校の皆さま。
そして未知の皆さま。

あけましておめでとうございます。

年賀状は「リラックマ」にしてみました。

本年もよろしくお願い申し上げます。

元旦から早速、出勤です。盆も正月もナシですね〜。

日曜と木曜に更新する予定です。予定は未定ですけど…
posted by kan at 00:15| 東京 | Comment(0) | もろもろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする